中二病ソングの話

今の十代は尾崎豊に共感しないとかいう朝日の記事が、少し前に話題に上っていた。まぁ、そうだろうと思う。今20代前半の私でも、少しも共感できないし、できなかったし。あまりよく知らないし(卒業と15の夜くらいしか)。イメージとしては、昔のアイドルみたいな。スケバン刑事とか、いわゆる不良が流行った時代の産物なんだろうなと思っていた。今は、あからさまな不良なんて格好悪いですからね。そもそも不良って死語。


私が中学くらいのときによく聞いていたのは、ミスチル、グローブ、スピッツ、あとはビーズですかねぇ。大衆的だ(笑) 特にミスチルニシエヒガシエが好きだったことは覚えている。きらきらひかるの主題歌だったな。
反抗するより、適応する方に希望を見出していたのだと思う。慣れてしまえば楽になれるはずだったのだ。


尾崎の青臭さには自分勝手な陶酔を読み取ってドン引きだけども、ミスチルの青臭さには苦笑いするしかない。中二病臭が(笑)
えっと、尾崎だと、大人(社会)対俺達で、ミスチルだと、社会と私、という構図になるかも。個人主義というか。


今でも、「夢や理想にゃ手が届かないが不満並べたってキリがないし」というニシエヒガシエの歌詞には、そうだなぁと思う。後ろ向きでいることを諦めれば、一回転して前向きになれるのですよ。私は、そういう処世術を身につけてしまいました。


(ミスチルといえば、ニシエヒガシエ箒星を聞き比べて、いい時代になったんじゃないかなぁと思ったりしている。今の方が希望の歌が多い気がするんだ。)