愛情

(愛とか愛情って言葉はなんとなく胡散臭いような気がしてあんまり好きではないんですけど、他に上手い言い方が見つからない。執着?とも違うしなー。まあこれは余談です。)

命は大切だ。
命を大切に。
そんなこと、
何千何万回
言われるより、
「あなたが大切だ」
誰かが
そう言ってくれたら、
それだけで
生きていける。

これが公共広告機構の最近のテーマなようで。まったく上手いことを言うなと広告を見る度に感心しているのですけれど。


先日書いた就職がこわいという本の中でも少し触れていたように思うんですが、漠然とした不安の解決法は「あなたが大切だ」と特定の誰かに想われていることを自覚することだと思います。(それには、特定の誰かに自分を想われることと、それを自分が実感することという二つのプロセスが必要なのかもしれませんね。)
「あなたが大切だ」っていう感覚はやっぱり言葉で表すと「愛情」になるんじゃないかなー。別に恋愛じゃなくてもいいと思いますが。愛情は親子間でも友人間でも赤の他人間でも成り立つと思う。*1
今の若い人*2には、この「あなたが大切だ」と想われていることを自覚すること、が足りないんじゃないかと思うわけです。
少子化で一人っ子が増えたといっても、そういう自覚があるかは別問題じゃないかと。先日の母と私の関係のアレでもちょっと触れたけど、親に大切にされているという事実があっても、それは自分を大切にしてるんじゃなくて、親の「理想の子供像」(実在する子供ではない)を大切にしているという風に思っていたら、愛情が子供の方に届いてないってことじゃないかなと。これは、子供側が実感できないだけなのか、親側が実在する子供を想っていないからなのか、どっちの要因も有り得るけど。*3


だから、愛情はもっとあってもいいと思うんです。あなたがいるその場所に愛をもっと持ってていいと思うよ。
好き好き大好き超愛してる/舞城王太郎でも、くるりのBaby I Love Youでも平井堅のポップスター(こっちはちょっと恋愛至上主義っぽくなっているけども)でも、愛をもっとって、そういうことが言いたいのかなってちょっと思った。




いろいろ難しいとは思うけどね。自分のことでいっぱいいっぱいな人ばっかだし、愛情があってもそれを上手く伝えられない人もいるだろうし、誰かからの愛情に気付ける余裕がない人だっているだろうし。でも、そこをどうにか少しだけ余裕を持って、愛情があればなんとなくいろんなことが良い方向に向かうんじゃないかなーなどと思うわけです。




追記。ちょwwww「愛情」のキーワードの説明が酷い件wwww
追記2。
だから男は、嘘をつく:誰かは、誰かのサンタになれる。

でも、やはり私は、愛には代償が欲しいです。
摩擦系の・・・

やっぱこういう男が多いんですかね。だとしたら少しだけ残念かもな。

*1:でも、たぶん恋愛が一番愛情の程度が大きいのかもしれないけど。

*2:しか周りにいないからそう思っているだけで、他の年代はよく知らない。

*3:後者のが多い気がするが。