対人関係はむずかしいってこと

これは成果主義の難しさを説いてる記事を見ていて思ったこと。
認知心理学の分野から。(勉強始めたばっかりだから間違ってるとこもあるかもしれないです。)
対人認知は、最終的には他者の行動をカテゴリー化をして、その人の行動を予測すること(こういう人だって判断すること)が目的。行動をカテゴリー化するとき、行動した人の性格や才能などの内部要因からその行動をしたのか、社会や周りからの影響などの外部要因からその行動をしたのか判断する。(その判断によりカテゴリー化が行われる。)判断には偏りがある。一般に人間は、正(社会が正しいとしていること、自分が正しいと思っていること)の行動は内部要因によるもの、負の行動は外部要因によるもの、と判断しやすい傾向があることがわかっている。
また、それとは別の偏りとして、自己防衛機能によるものがある。自分とライバル関係にある他者がなにかに成功したとき、人はその成功を外部要因によるものと判断しやすい。同じく、自分の成功を内部要因によるものと判断しやすい。(それは、自分の自尊心を守るためだ。)だから、他者の能力は低く見積もられるし、自分の能力は高く見積もられる。その不均衡により葛藤が起きたりする。
ってことを知らないと、いろいろ納得できないこともあるよなって思った。


自分がなんとなく感じていることに、学問的な裏付けをされると安心する。よかった、当たってたんだなって思う。あと、なんかおかしいって思ったときに、知識としてこういうことが保存されていると、理由付けが簡単に出来るから、混乱しないでいられる。だから、こういう勉強は有用だと思うよ。
話は変わるけど、対人心理の授業をやっている先生が説明下手で、授業中苛々することがあるんだけど、自分の文章読んで、先生より私のほうが説明下手じゃないかよって思った。でも、先生は教えるのが仕事なんだから、もうちょっとわかりやすくしてほしいなぁ。という正当化。も自己防衛機能によるものかもしれません。