NANA

映画続編決まったようで。見に行ってないけど。
原作の漫画の方を読んだ。13巻(最新刊)まで。
なんだか別世界のようだと思った。私は矢沢あいの書く女の子に、共感できた試しがない。なんか恋とか夢(目標と言い換えた方がいいかな)とかで世界が回ってる感じがして、そうゆうのは感覚的に把握できないのです。だから客観的にしか読めなくて少し残念だ。感情移入しまくりで読めたら、おもしろいだろうにな。
なんか一生懸命って感じがした。一所懸命でなく一生懸命。息苦しいくらい。
前に学校の授業で、どっかの女子大生が書いた、NANAを題材にした論文を読んだことがある。それによるとNANAのテーマは「寂しさ」なんだそうだ。確かにそうだなと思った。ホームが、いつだって安心して帰れるところがなくて、そしてそれを欲しがっている。この感覚だけは私にも理解できる。そして、理解できる、もしくは共感できる人が多いから、売れるんじゃないかと思う。なんていうか、そういう時代なのかなーとか思ったりした。
あとは、一貫して過去を回想するという視点で書かれてるのには、どうゆう意味があるんだろうとか。続きが気になるですよ。