日記ですよ

近頃、弟がゲームをよくやってるんですけど。テイルズシリーズなんですが。
最近のRPGはキャラクターが話すということに少し驚きました。戦闘時以外にもキャラクター同士が話す場面があったりで、なんかすげー。そのキャラクターの過去とか、過去があることを前提としたキャラクター性とか、そういうのを踏まえて物語が進んだりするので、なんかもう一種のドラマのような気もします。途方も無い感じがします。仮想現実?
この間まで「テイルズオブ デスティニー2」と「テイルズ オブ シンフォニア」をやっていたんですが、彼は一々やり込むタイプらしく、全クリしたあとも3回くらいやり直すので、横で見ていてストーリーはだいたい把握しました。今は「ジアビス」をやってます。「ジアビス」はまた、最新作だけあって、他のよりいっそうストーリーが複雑になってる気がします。
「アビス」は子安氏が主要キャラで出てるので、わりと注意して見てたりしてるんですが。声優好きってことは言ってないのに、弟に「なんか楽しそうだね?」って言われた。バレてら。子安氏がよく喋るので楽しいですよ。あとバンプのボーカルの人が作曲した曲ってどれだろうとか思いながら見てます。サントラ買おうかな。
ゲームの題材について少しだけ考えたりもしたんですけど。なにがしかの「巨大な力」による「世界の破滅」に立ち向かう「選ばれた」主人公とその仲間、みたいな構図がどれにもありそうに思えた。RPGの基本か。「巨大な力」が失われた前世紀の技術を用いた遺物だったりするのも共通点かな。あと神話とか聖書の影響がよく見られる。ファンタジーの基本はそういうのなんだろうか。
他に上記3作で共通してるのは、絶対悪がないことですかね。誰もが自分の正義に忠実なだけで、せいぜい正義のための犠牲を払うくらいで、自覚的に悪でない。なかなか現実的だね。


RPGゲームも一種の物語だと私は思っているのですが、結局は非現実だよなってところに毎回考えが落ち着くのです。そこから得られるものが無いとは言わない。物語という現実のデフォルメ。そこから何か学べるか、その学んだものを現実に応用できるんだろうか。ゲームは物語より主体的な経験なわけで、それは現実の経験と等価値に成り得ると思うけど、でも現実と分けて考えている時点で等価値でないのかもとか思ったり。
それともゲームというだけに、単なるストレス解消ってところに落ち着けていいのかどうか。
考え出すとゲームも奥が深いです。


こんなことを考えている時点で私が現実にいることを放棄していることも気が付いてはいるのだけれど。