女の人生というもの

テレビで「ドラマスペシャル ウーマンズ・アイランド彼女たちの選択」(http://www.ntv.co.jp/woman/)というものを見た。
テーマとしては、「女の人生」「仕事と恋愛」みたいなかんじかな、と思った。
職業について語っているシーンがしゅうかつの参考になった。あと人生のモデルケースみたいな見方も少し出来たかな。まぁ、あくまで作られた物語だから都合が良いようになってることはわかっているけども。一学生としては、社会人ではこんな人もいるんだろうなーみたいに特に違和感なく見られたよ。


この物語は、4人の社会人の女を軸にストーリーが回っていく。上記のサイトから引用。

主人公・高瀬祐季 (篠原涼子)は、汐留の象徴・大きなビル群の片隅の小さな編集プロダクションで働くフリーペーパーの編集者。日々の仕事に追われ、やり甲斐を感じる事さえなくなっていた。そんな彼女の目に映るのは、新しい街を闊歩するキレイな女性たち。ついつい、自分の地味な現実と比べて不公平だと思ってしまう。


後輩のアルバイト・藤島玲 (栗山千明) には、 「毎日楽しく過ごさないと、人生もったいないと思いません?」 と言われるが、そんなことを考えることもなくなっている……。


ある日、汐留発信のフリーペーパー 『Tokyoite』 の創刊が決まった。企画会議で、祐季は、その場の思いつきで 「汐留美人特集とか?」 と、無難な発言をしたつもりが、、担当になってしまった。正直めんどくさい、余計な事を言うんじゃなかったと、後悔する祐季。しかし、やる気満々な玲が、あっと言う間に、取材相手を決めてきた。


航空会社の受付、新聞記者、テレビ局社員、セレクトショップオーナー……まさに今輝いている女性たちに取材をして、自分とは別世界の人たちだとつくづく感じてしまう祐季。しかし、その中の二人の女性と深く関わることによって考えが変わっていく。


一人は広告代理店勤務の石川絵里子 (井川遥)、もう一人はコーヒーショップのストアマネジャー・小森葉月 (中越典子)。絵里子は、仕事バリバリのキャリアウーマンタイプで、葉月は男が放っておけない感じの可愛らしいタイプ。輝いているように見える彼女たちも、それぞれ大きな悩みを抱えていた。


そして、この二人との出会いが、祐季の人生を大きく変えることになっていく―――。

ネタバレもありますけども。とかく長いから畳む。ちょう個人的まとめ。
ドラマ展開を、人毎に分けて書いてみた。


1人目(主人公・編集者)は、30代で、仕事も安定していて、彼氏もいて、でもマンネリでおもしろいことがない、生活に疲れたかんじの人。
仕事での失敗、彼氏との没交渉、また他の女達と触れ合うことによって(みんなそれぞれ大変なんだと実感することよって)、このままだといけないと思い立ち、彼氏と別れ(彼氏のことを逃げ道にしている自分がいる、お互い一緒にいるより別れた方がいいかも、みたいに円満に別れてた)、仕事を熱心にやるようになる。


2人目は、主人公の後輩というか、同じ会社で雑用のバイトをしている人。曰く、やりたい仕事を見つけるためにいろんなバイトをしているそう。彼氏は複数名いるらしい。人生は楽しむもの、みたいなモットーがありそう。
最終的には、タクシードライバーの職に就く。(4人目の彼女を彼氏がいる空港に車で送る展開から。)(運ぶのは人だけじゃない。人が持っている暖かい想いも共に運ぶとか言ってた。)


3人目(コーヒーショップのストアマネジャー)は、接客業を楽しんでいる。(この仕事を選んだ理由は、前に先物取引の仕事をしていて、金を動かすより、人に直接触れ合う仕事がしたいと思ったから。)かわいらしい。不倫中。
不倫相手との妊娠発覚。相手に結婚してくれるかと聞くが「しない」との応え。妊娠のことは言わずに別れを切り出す。会社を辞めてシングルマザーになる決意をする。(かわいらしく見えても強い。)


4人目は(広告代理店勤務)は、ずっとやりたかったCMの仕事をようやく任せられるようになって、仕事に夢中。(この仕事を選んだ理由は、15秒で人を動かすことが出来るCMに魅力を感じ、自分が作りたいと思ったから。)彼氏とのやりとりをちょっと面倒に感じているらしい。
彼氏が転勤することが決まって別れを切り出す。仕事相手が元彼で、社内でわるい噂がたち、取り組んでいるCM作りから降ろされる。元彼とのゴタゴタの後、自分を甘えさせてくれる人はあの人(彼氏)なんだと気付き、謝罪後再度付き合うことになる。(キャリアウーマンっぽく見えても弱いところもある。)




あと、気になったセリフを思い出し書き。あやふやですが。数字は上記の○人目の。
2「毎日楽しく過ごさないと、人生もったいないと思いません?」に対し、1「若いって残酷」
3(1に対し)「泣くときは男の前で泣かないと意味ないよね。でもあのときはショックで泣けなかった」「彼の全部がほしかった。そんな自分を認めたくなかった」
1と4(お互い仕事に失敗とか降格とかの場面で)「自分のほうが不幸」
4(1に対し)「欲しいものを得るために努力してきた。(1は)やる気がない」
1(4に対し)「私には大事な仕事も自信もなかった気がする。あなた(4)には輝いていてほしい」
3(不倫相手に)「好きだから一緒にいられない」「(笑顔で)さよなら」
4(1に対し)「(元彼とのゴタゴタを指し)甘えたいのに甘えられる」
4(元彼に対し)「求めるものが同じなの」
1(彼氏に対し)「あなたと一緒にいると老けた気がする」「あなたのことを逃げ道にしているかもしれない」
3「この子(腹の中の子)には、私がいます。私には、この子がいますから」
1「歳のことを言い訳にするのはやめる」
2「これっていう仕事見つけたかもしれない」





ためになった。女の人生には仕事と恋愛が必須なのかとか少し疑問。でも、そうかもしれないと思う。原作読もうかな。(原作は『ウーマンズ・アイランド』林真理子
実のところ、資生堂マキアージュのプロモーション番組なんだろうけど(間に挟むCMが資生堂マキアージュのみだったし)、原作が良いのか、キャストが良いのか、リアル女子の人生っぽくておもしろかったです。
女子向けのマーケティング戦略としては、なかなか効果的だな、とも思った。