三島由紀夫

潮騒 (新潮文庫)

潮騒 (新潮文庫)

描写がキレイだと思った。風景描写とか心理描写とか。洗練されている文ってのは、きっとこういうのなんだろう。なんかね、容易に想像できるんだ、風景とか色とか、それに合わせてなんとも言えない気持ちになったり。こういう文章ってすごい。さすが後世に残るだけあるよ。上質。
話は、島に住んでいる青年と少女の恋がメインテーマ。健全で古風で中学生みたいな恋愛って感じ。
古き良きムラ社会と、海と、風と、生き物の匂いがした。
ときどき、それ都合よすぎじゃね?っていう部分もあったけど。気持ちよく読めたからいいや。ああもう、自分の言葉じゃ伝えきれないよ。