痛みには麻酔を

というのがイタい日記を書く動機。相変わらずの平行線。
対人モードなら、わりと感覚が鈍くなるから。人といると、自分のことに集中しないで済むから。書くことは薄く対人的なことになっている。ネット社会的感性? まあいいや。


一人でいると悲しい。原因はたぶん、なんにもなかったり、私が私をつまらないと思っていたり、どうすればいいかわからなかったりするからだと思う。
悲しい思いをしたくないから、人と一緒にいたのだけれど、それはそれで相手に迷惑だよなあとかも思うし、疲れるしで、一人の部屋に帰ってきてしまった。
それでも、部屋にはたくさん本があって、私ではない人の断片があるから、助かっている。本というのは私を見ないから楽でいい。
そういえば、昨日は海に行ってきたよ。不要なものがなく開けた視界に単調な波の音と波が揺らいで留まらない景色。落ち着く。次に行くときは、一人で、波の音が聞こえるところで眠りたいと思った。
「流れは妙に速さを増して/流されぬようにここで咲く」ってアシッドマンだったと思うけど、私は一人でいると失速する方で周りが速いなあと思って、でも「ここで咲」くか?というと、そんな勝負はできる気がしないわ。
(アシッドマンの人達からは生き急いでいる感じがして好ましいのだけれど、呼吸がしづらそうだとも思うのだった。そんで、ときどきうるさい。あれは悲鳴に似ている。)


はいてんしょんなじこけいはつ。とか呟いたところで、今の私には何の役にも立たなくて、「あなたの核はなんですか」的なアイデンティティの話には、核がないといけないんですかとキレ気味に問い返すしかなくて、歓びとか別にないけど彼のそれだって思いこみでしかないしょ?とか言ったら向こうもキレるしかなくない?って思ってて、うん、そんで結論は出ないまま。