二次創作における性差というか

斎藤/環さんだったか、二次創作は原作の世界観やキャラクターを所有する手段だとかいうことを書いていたような気がするんですが、男性向けとかはそうなのかもしれないけど、やおいにおいては少し違くないかな。エロとかでも男性向けは基本的に自分×キャラもしくはキャラ×自分だから、それは所有かもしれないけど、やおいはキャラ×キャラで全体が自己投影らしいから、投影することが所有なら所有といえるのかもだけど、そうでないなら所有でないのでは。
男性向けは自分が勝つ(他者を服従させる)ファンタジーで、女性向けはお人形遊びというか、人間関係を好きなように作成するファンタジーなのかなーとか思った。あと、それでも女性向けは、キャラを弄ぶ俺=ネ申という優越感は持たなくて、自分(自意識)を除外できる世界や関係を作るのが楽しいんだと思う。
男女向けのどっちにも性描写が多く含まれるのは、男性においては力関係を表すのに性描写がわかりやすいから(もしくはセックル大好きなのかよう知らんけど)、女性向けにおいてはロマンティック・ラブ イデオロギーにセックルが含まれるからではないかと思っている。ロマンティック・ラブ イデオロギーに浸るのが楽しい女性はまだ多いんだろう。つまりヌける男×男ファンタジーならゲイもの読んだ方が手っ取り早いんじゃないかということです。


男性向けに関してはあまり興味がないので、詳しくは知らないからわりと勝手なイメージで語っているかも。やおいに関しても少し前の時代のイメージかもしれない。最近は多様化しすぎてよくわからない。